卵を焼くために、わたしは生きているのだ

今より先に、失望も絶望もない。

わたしが好きな彼は

トピック「日本映画」について

 

「浅いねえ」

「うん。子ども向けだし」

「潮干狩りだよね。浅いから」

「ごめん。唐突すぎて、浅いって海のこと?」

「うん。浅いレム睡眠とかでなく」

「あーそれつまらない。外した」

「だね。同感」

「映画って、本当にいいですよね」

「あ、そうか。つかみはそうくるんだ」

「まああの、日本人だから」

「それはそうと、最近はアメリカ映画もずいぶん衰退してる気がしない?」

「CGばっかりだもんね。学研だっけ? 一対一で教えてくれるような感激はないもんね」

「だね。CGはなんでも作れるけど、つくりもの感がね」

「学研だよね」

酔拳だよね。蒸し返すんだ」

「でも酔拳ってさ、読めば読むほど上手くなる」

「うんそれは学研だよね。呑まないと」

「例えばスパイダーマンだとかさ、キャプテン長谷部」

「惜しいなあ。せめて翼で来てほしかった」

「本田?」

「アメリカ」

「うん。そういうコミックっていうのかな、原作がアニメ的なものって悲惨だよね」

「なんでよ。いいことじゃない。技術進歩でアニメでの話が実写で表現できるんだから」

「それってさ、ギャートルズの骨付き肉が注文できるのことと同義だぞ?」

「たとえが古いよ。大丈夫かよ」

「なぜマリオブラザーズは地下で亀を退治していたのかってことと同じだよ。地下にいるのは害虫のゴキブ」

「待て。話がかなり脱線してる」

「なんだっけ」

「ええと、映画だよ。日本映画の話」

「たんぽぽ、とかあったよね。七人の侍もあった。昨今では小説なんかを原題にした作品も多くて、日本映画はどんどん進化していると思うのになあ」

「アメリカ映画は新興国向けに元に戻ってるって聞くしね。勧善懲悪なわかりやすい作品を」

「あーね。やっぱ高齢化が進んで難しいのは避けられているんじゃないかな」

「それでいいのかって思わない?」

「思うさ。パイパニックみたいなさ」

「それ普通にAVじゃん。なんでパイがパニックなんだよ」

ニューシネマパラダイスはすごいぞ。映写機を操る人が海にも潜れて」

「それはあれだ。ふたつの映画がごっちゃになってる」

「虐待映画のホームアローンなんて」

「あ、それ事故だから。虐待じゃないんだよ」

「利息とともに去りぬとかさ。もう高官やり放題」

「それあれだ。パナマ文書だ。暗殺される可能性大だわ」

「老婆の休日なんて感動したなあ」

「ね、老婆は普通にわたみの宅配弁当食べてねって、おい。ブラックかよってね。もうおいらも自棄だよ」

「ゴースト、入浴の幻なんてのもすごかった」

「だよね。テルマエロマエ的なね。お風呂つながりでね」

「いや、お風呂関係ないんだわ」

「なんかすごく頭にくるよね」

「まあしかし映画って本当にいいよね」

「だよね」

「小言は辛いよ、なんてね」

「うん。まあ男はつららいよなんだろうね。浅いよね」

「浅いよねー。とにかく九州地域の回復を心から祈って、今日は押しまいだね」

「うん。とにかく生き抜こう!」