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卵を焼くために、わたしは生きているのだ

今より先に、失望も絶望もない。

だから春が来た。

日常

 お店の名前が気になる年頃です。この頃のわたしは、朝というか未明というか、4時前に起きて走りに行くのが日課です。
 4時過ぎといいますとまだ暗いわけで、徐々に明けていく空を眺めながら、街中を走るのは旅先のような開放感があります。走りながら看板を眺めていると、結構街には不思議な店名が溢れています。

 

春夏※冬

 

 まあありがちですが、あきない、と読みます。秋がないから商い。なんかさ、脱力するというか回りくどいというか、なにがしたいんだよって、毎回思います。

 

純喫茶 田園

 

 そもそも純ってなんだろうって思うのです。
 純うどん屋はカレーうどんとか出さないんだろうなとか。
 純小森純はきっと本物なんだろうなとか。
 純北の国からは純くんがなんかやらかしたお話なんだなって。またかぼちゃ持ってかなきゃなって。
 純宝焼酎純は樽貯蔵熟成酒を15%くらいつかってるのかなって。
 純松本潤はって無限に続いていくってわけ。

 

スナック 木馬

 

 もう見ただけで入りたくなりますからね。「ビール頼んだはずなんですけど」なんて言うと「ビールとは違うのだよ。ビールとは」とか言われるよって。
 運ばれてきたチュウハイにはもちろん「アルコール薄いぞ! なにやってんの!」とか言ってね。
 「苦い。なぜだ」なんて言えば、「ゴーヤだからさ」なんて言われてねって。
 「ネギ、ショウガ、白いヤッコにジェットストリームアタックを」しつこいぞってね。ついてきてない人が多いぞって。

 

ぴーまん


 なんかさ、つかみどころがないんですよね。ぽてと、とかあるんですけど、ぽてとならふーんなんですよね。ぴーまんて言われてもなんか放りっぱなしというか、こっちでどうにか処理してよ感がでていて困るんですよね。わたしにどうしろと? ってなるんですよ。


ラビットハウス

 

 これって友人が住んでいたアパートの名前です。よく日本の住宅は狭くてウサギ小屋だ、なんて例えられますが、まんま自白しちゃってますからね。直訳ですからね。

 

 まあそんな感じで、朝から頭が迷宮入りしてしまうのですね。ちなみにカレー屋さんというのは大概インド・ネパール料理なんて書いてあります。インドとネパールってまったく違うんじゃね? って心配になるわけです。日本料理が日本・台湾料理とか書かれたら文句言いたくなりますからね。
 あとインドカレーのお店って、もう全国に同名が多数あるような店名ばかりですよね。

 インドラ とか。ヒンドゥー教の神様ですからね。日本料理で盧舎那仏とかつけるようなものですからね。

 マハラジャ とか。大王ですからね。中大兄皇子とかつけちゃうようなもんですからね(違う。

 あるあるーって感じで。

 タージマハルとか。墓廟だし。高松塚古墳とかいう寿司屋があっても入ろうとは思いませんからね。

 シャングリラとか。こうなっちゃうとユートピアとかのレベルですからね。桃源郷とかあったら、もうキャバクラ以外考えられませんからね。
「お父さん今日お昼にユートピア行ってきたよ」
「!! 昼間から?」
 ってなるに決まってますからね。

 なんかさ、どれもやっつけ感が満載なんですよね。とりあえずこの名前ならカレーだろうみたいなね。

 ヒマラヤ とか。

 もうあなたの近所に確実にありますよね。どれかひとつは。

 アラジン とか。

 ニューデリー とか。

 まあそんなことを言ったら、焼き鳥屋さんも全国共通の協定でもあるのかってほど似通った名前です。

 鳥政 とか。

 鳥元 とか。

 関係ありませんが、食わず嫌いって、食べたことがなくて嫌いと言っている状態です。つまり食べたら好きになるかもってことで、よく理解できます。すると負けず嫌いってのは何が嫌いなのか、よく分からなくなるわけです。
 そういう流れでは、よくエビ反りって言いますが、反る向きが逆じゃね? って甚だ疑問に思うわけです。エビさんはくるまっちゃってるだけですからって。

 

 

お題「これって私だけ?」