卵を焼くために、わたしは生きているのだ

今より先に、失望も絶望もない。

春が来た。

お題「これって私だけ?」

 

コブクロって焼き鳥か?」って母が言うので、「そうじゃなくってさ、黒田さんと小渕さんって人が」って説明すると「そのふたりのどっちが焼き鳥好きなんだ?」って聞いてくるわけです。
 焼き鳥じゃねえっていっとるでしょうが! ですよ。
 イライラしてもストレスが溜まる一方でなにも得はありません。分かっていてもイライラしてしまう現代社会です。
 例えばスーパーでお買い物をします。おっ鮭の切り身が半額だぞって手に取れば、「半額引き」ってシールが貼ってあるのですよ。
 引きが余計じゃね? ってことなんです。定価から半額を引いたら半額が残るじゃないのさ。ここでちょろっとイラついてレジに向かうとこの世で三本指に入る、聞きたくない台詞が待ち受けています。
「ポイントカードはお持ちですか?」
 あったら出しとるわい! ないから出してない。あれば出してる。シンプルすぎてもう笑える。
 これほど頭にくるひと言も珍しいわけです。あまりに頭に来るので、行くスーパーはすべてポイントカード作りましたからね。意地でも言わせない。
 ちなみに世界三大がっかりは、
「ポイントカードはお持ちですか?」
「試着もできますんで」
 できないことの方が驚きだYO! 声をかけてきます。。
「もみ上げは自然にいたしますか?」
 この世の中に「不自然にしてください」って言う人がいるのかと、いるのかと。
 ということになります。
 個人的にゆるせないのが、居酒屋の注文です。
「枝豆と揚げ出し豆腐、生ビールとあとグレープフルーツサワーで」
 普通ですよね。これで下がってくれれば良い。なのに繰り返す店がある。
「ご注文を繰り返させていただきます。枝豆と揚げ出し豆腐、生ビールに青リンゴサワーでよろしいでしょうか」
 よろしくないわい! ですよ。間違えて持ってくるのは許せるのですが、間違えないようにと繰り返したその繰り返しが間違ってるともう腸が煮えくり返るのです。
 飲食店の悩みは尽きないわけで、池袋で働いていた頃は銀座ライオンなんかもよく利用して、よく苛立っていました。
「カキフライをください」
「かしこまりました。ライスとパンが選べますが」
 もうさ、カキフライをパンで食べる人の統計を取ってこいという話ですよ。ありえなくね? カキフライバーガーとかカキフライサンドとかないですから。
 と思って検索したら、案外あった。

  あったから許す。ごめんね銀座ライオン。関係ありませんが、池袋時代に同僚が「お飲み物はいつお持ちしますか」に真顔で「途中でお願いします」と答えたわけです。そしたら本当に食べている途中で来ましたからね。店員さんずっと見てたのかい!って思いましたよ。
 子連れでレストランに行っても
「お会計はご一緒でよろしいでしょうか」
と聞かれる場合があります。どんだけ独立採算制なのねん! って気になります。
 うちの相方は
「お持ち帰り時間はどれくらいですか」と聞かれて
「ええと、42分くらいです」と答えたのですよ。
 どんだけ細かいねんと、そういうことになります。こういう人間はですね、
「お煙草は?」と聞かれたら
「二年前にやめました」と答えそうですよね。おまえがいつやめたかなんか知るかい! ってことですよ。
 ちなみにわたしは、以前洋服を試着して、
「ちょっときついですね」と店員が言うものだから
「MとLの間ってないですか?」と聞いたら
「あったら面白いですね」ときましたよ。
 ジョークじゃないんですけどって、そういう話なんです。