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卵を焼くために、わたしは生きているのだ

今より先に、失望も絶望もない。

ヴィーガンというひとつの選択

ヴィーガン

 ベジタリアンという言葉はBEGETUS、ベジタブルではなく健康的で活力のある人、という意味だそうです。

 ベジタリアンには様々な形態があって、例えばセミ・ベジタリアン、つまり蝉ばかり食べるベジタリアン、いえ、肉だけ食べないベジタリアンや、ペスクタリアンという魚介類だけは食べる人々、それからノン・ミート・イーターという肉類は食べないマクロビオティックに近い食生活、ラクト・ベジタリアンという肉と魚は食べないけれども乳製品は食べる人、ラクトオボ・ベジタリアンだと卵と乳製品は食べる人、でもってわたしが四年間続けたヴィーガンはダイエタリーヴィーガン、つまり衣服には革製品は容認するのだけれど、食べ物に関しては完全菜食主義、肉魚卵乳製品、魚の出汁はもちろん乳製品にゼラチンなどもNG。さらにはヴィーガンとは関係なく、化学調味料グルテンフリーということで小麦製品も不可、パスタもパンもダメ、すると食べられるものってなんなの? という生活を送ってきました。

 断言しますが、雑穀米と大量のサラダだけの生活は味気ない一方、花粉症が治ったり、腹痛に見舞われることは皆無、便通は常に鹿のようにころころな便になり、風邪もひかなく、朝は目覚ましなしに起きられる体質になります。

 なんだか体中が、精神が研ぎ澄まされているような感覚に日々浸れます。

 でもそれが幸せかどうかは別問題です。

 外食は100%不可能。

 空腹感を感じなくなるかわりに、満腹感もなくなります。

 食べるということについて楽しみは皆無になる、三大欲求のひとつを完全に失うわけです。

 でも素敵な体型を維持できます。

 完全菜食主義、ヴィーガンになることは案外簡単です。

 食べなくなれば肉も魚も卵も乳製品も、恋しくはなくなります。けれどそれって本当に健全なのだろか。まさしくベジタリアンになっているのかなって、今は感じます。

 しかしまだ、わたしは一日三食のうちの二食はヴィーガン食です。

 とても難しい問題ですが、健康とベジタリアン、そのちょうどいい場所は模索中なのです。

 

 蛇足ですが、完全菜食を貫いても、筋肉量は増えるし、毎朝走ってもスタミナ切れはしません。

 これは四年間の実験により実証された事実です。

 むしろ筋肉は増えました。体脂肪率は一ケタにもっていけます。