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卵を焼くために、わたしは生きているのだ

今より先に、失望も絶望もない。

許せないことが、厳然と存在する。

日常

 許せないもは誰にでもあります。
 わたしが許せないのは、まずポイントカードです。
「ポイントカードはお持ちでしょうか」
 この言葉を何度受けたでしょうか。スーパーマーケットで、家電量販店で、コンビニで、あらゆる商業施設で。
 あのね。
 持ってたら出してますから。ないから出してないんですから。何度も口から出かかった言葉です。
 もうさ、やめにしませんか、不毛なポイントカードございますかやり取り。
 同じ店員なのに毎回聞いてくる「ポイントカードお持ちですか」
 もう阿呆かと。
 昨日もないって答えたじゃないかと、でもマニュアル上聞かなきゃいけないあなたの立場も分かります。
 社会か。社会が悪いのか。マニュアルに依存する会社組織の在り方がいけないのか。
 商法か。法律がいけないのか。
 政治か? あなたに不毛な「ポイントカードはお持ちですか」を言わせるのは政治のせいなのか。
 だからわたしは、ほとんどの店のポイントカードを作った。作りまくって、必ず出している。
 そして財布は膨張した。
 これをポイントビッグバンと名付けた。名付けざるをえなかった。
 まるで上手くないネーミングだ。拍手を送りたい。

 もうひとつ頭にきているものがある。
 レジ袋はお付けしてよろしいでしょうか、だ。
 レジ袋は不要です、の札があるのに、あらかじめそれをカゴに入れておけば袋は与えられずに2円引きなのに、
そしてその札を入れていないのに聞いてくる。
 なんなのだと。
 この世は確認、確認を繰り返すことが美徳なのかと、万が一だが、わたしが本来レジ袋を必要としていないのに札を入れ忘れたばかりに
レジ袋がついてくるとする。その場合の損失は2円だ。
 2円だし自己責任だ。
 そんなことのために、毎回必要ですか? いえ、いりません、というやり取りが発生する。
 このやり取りに5秒。5秒が日本中で毎日数千万回起こっているのだ。
 どれだけの経済損失なのだ。
 なぜレジ袋ごときでこれほど悩まなければいけないのか。
 だって手ぶらで買い物をしても聞かれるのだ。
 じゃあ仮にレジ袋はいらないと言ったとしよう。
 どうやって持って帰るのか。
 卵を右手に、キャベツを左手に、小松菜は右ポケットか? お刺身は頭にでも乗せるのか?
 新しい芸術か? 前衛か?

 「ご試着もできますので」も頭にくる。
 試着をできないとでも思っているのか。できるに決まってるじゃないか。
 靴だって洋服だって、サイズが合うかどうかは最優先事項じゃないか。
 レストランでこのハンバーグは食べることもできますと言われるのかと。
 
 少し文句を言いすぎたようだ。
 始めたばかりのブログで難しい人間をアピールしているようで分が悪い。
 もっと謙虚にならなければならない。
 譲り合って助け合って、社会は成り立っているのだ。

 しかしコンタクトレンズの広告を配っているアルバイトはまるでティッシュのように見せかけてチラシだけという……