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卵を焼くために、わたしは生きているのだ

今より先に、失望も絶望もない。

春がすぐそこにやってきた

「春だよね」 「春だねー。お花見いいよねえ」 「咲いてきたね」 「爆竹ドンパチで桜餅に芋焼酎、どぶろくで街練り歩くカーニバルみたいな」 「変わったお花見だよね」 「うちの地元だけ?」 「かなあ」 「パン食べまくりもないわけ? 白いお皿の」 「春のパ…

今夜、嘆いている野菜たちの声に

「料理ってのは不思議がいっぱいだよね」 「そうかな」 「里芋ってあるじゃん」 「皮むきにくいよねー」 「それ以前に田舎過ぎ。なんだよ里の芋って」 「いいじゃんかよ。山芋だってあるじゃんかよ」 「蓮根なんて神秘的な名前なのにさ、あんなの泥水の中で…

100

「100万円手に入ったらどうする? だって」 「どうもこうもないだろう。まずは入手経路を塞いで犯行当日の証拠を」 「おい。何の話だ」 「あ、そっか。先走った。妻との協議離婚進まない前提だった」 「ひとまず前提なくそう。あんたは平和な家庭を築いて…

念、じる

「なんかさ、ちょっとした能力が手に入っちゃった」 「え、まさか一夜にして大型バスを運転できるようになったとか?」 「いやね、そこまでちょっとしたことではないんだ」 「そしたらあれ? 大根のかつら剥きができるようにとか?」 「もっと些細になってる…

夏休み

「黄金週間は良かったよねえ。もうエバラだよね」 「まあ休みってのはいいよね」 「でしょう。エバラでしょう」 「そこはもう無視ね。で、どこか行ったの?」 「実家に帰ろうかと思ったんだけどさ、分からなくなっちゃって」 「はい? 分からないんだ。実家…

五月病

「医者の診断によると五月病だってさ」「へー。正式な診断でそんなことあるんだ」「まったく意欲がでなくて困るよ」「なんせ七月にその病名くることに驚いたさ」「気力メーターがゼロ。ゼロリアンでタイムスリップ的な感じ」「うん。わからない。でもまあ無…

得意料理

「得意な料理ってある?」 「肉じゃがにあえて肉を入れないという肉じゃないじゃがオンリーみたいな」 「特異な料理じゃないんだ。最初からやれやれなのは困るんだ」 「得意料理ってさ、肉じゃがだとか煮魚、イカと里芋の煮物とか、そういうのがもてはやされ…

終えて、選挙。

「スーパークールビズっていうとさ、なんかもう紐だよね」 「だね。紐で隠すだけ隠すみたいな」 「もはや戦後だよ」 「戦後かもしれない」 「今日さ、朝から鳩がぽーぽーって、鳴いていたんだ」 「あるよね。ぽーぽー。ぽっぽー。のリズム」 「一定のね。で…

東京都知事選挙

「出ようかと思ってる。出馬」 「おい! まさか有馬?」 「いやね、異種じゃん。異種だし、お馬さんに勝てる気はしないんだ」 「じゃあ何に出るのさ。まさかAKB!」 「もっと正当なさ、知事選」 「おいおい。冗談はシューズだけにしろよー」 「マイケル・…

忘れル

「最近物忘れがひどくてさあ」 「おいおい、しっかりしてよね」 「朝食のメニューは覚えてるんだけどさ、どこで食べたんだっけな」 「自宅でなくて?」 「ティファニーだったかなあ」 「映画じゃん。抜群に混同してるじゃん」 「その後デパートに行ったんだ…

わたしに未来を見出すということ

毎回大反響を頂いているエセーを、今回もお届けしようと思う。わたしは人から相談されることが極端に少ない。先日会社の飲み会で、「どうしたら結婚できますか?」と久しぶりに相談を受けたので、「役所に書類出せばできるよ」と教えてあげたのだ。このよう…

結婚願望

「このところ結婚したくなってさ」 「そういう年頃だもんねえ」 「役所行って書類出してこようかな」 「あのさ、その前に相手が必要な気がする」 「そっか。そこ忘れてた」 「劇的に重要な問題だよね。どんな人が好みなのさ」 「うーん。譲れないのは容姿か…

夜に見る宇宙は。

「最近宇宙のことをよく考えるんだけどさ」 「へえ。壮大なこと考えているんだなあ」 「月ってさ、なんなの? 意味あるの?」 「失礼でしょう月に」 「なんか戦争でもあったの? あんなデコボコでさ」 「ないよ。それにさ、潮の満ち引きとか月も地球に影響与…

トランプの覇権もしくはWiiUの反撃

トピック「イギリス」について 「しかしさ、ついにイギリスがEUを離脱したじゃない」 「その前に樹木希林は現世を解脱したけどな」 「それはいい」 「瀬戸内寂聴もだった!」 「それもいい。そういう話はロスタイムでやれ」 「試験前にさ、俺全然勉強して…

死神

「やばいよやばい。トイレのドアノブが取れるくらいやばい」 「どうしたんだよ落ち着けよ」 「さっきね、死神に宣告された」 「えー。ドアノブと比較にならないじゃん」 「いや、トイレのドアノブもかなりのやばさだよ。だって出られないんだよ?」 「いやい…

走り去る2016年

「今年もいろいろあったよね」 「そうだなあ。まだ半年しか経ってないのに、10カ月くらい生きた感じするわ」 「大差ないけどね」 「子どものころの一年と大人の一年って時間感覚が違うじゃない」 「あー。この頃一年が早い早い」 「6歳児にとっては一年は…

東京オリンピックと、世界の都市。

「大変だ! 夢を見た」 「そっか。悪夢か」 「悪夢なんてもんじゃない。もうバクすら喰わない」 「他人の夢の話ほど退屈な話ってないけどな」 「舛添が捕まってな、それはいいんだけど」 「それだけでもけっこうなもんだぞ」 「その手錠がオリンピックのエン…

物理学、選挙、そしてわたしが食べたのは親子丼

「宇宙物理学って、なんの役に立つわけよ」 「そりゃああんた。地球の成り立ちや宇宙の全貌まで明らかにさ」 「そんなことよりも疲れが取れる究極のバスロマンのほうがよくない?」 「まあそれも大事だけど」 「タニタなんて目じゃない健康メニューとかさ」 …

本を売る店

「ここがどこだか分かって来たんだろうな?」 「あ、はい。今日からこちらでお世話になります。よろしくおね」 「はい、は一度でいい!」 「一度しか言っていないんですけど」 「ここは一見わからないかもしれないが、本屋だ」 「ひと目でわかります」 「わ…

プロポーズ

「結婚してくれる?」 「結婚は墓場に入るみたいなものっていうじゃない」 「あ、うん。すごい切り返しだよね」 「とするとさ、結婚式は8月15日がいいのかしら」 「一応オーケーしてくれたってことなのかな」 「まてよ。わたしたちの地域だと7月15日かなあ」…

梅雨の朝、あなたは。

「梅雨だよね」 「そうね。毎日しめじめして」 「しめじかー。唐突にわかりやす言い間違いか~。香り松茸」 「マジ姫路」 「姫路か~。まあ姫路行きたいよね。兵庫県は遠いからなあ」」 「アジ沼津」 「うん。しめじのパートで遊ぶのやめよう」 「多事総論」…

線路は続くよ。どこまでも。

「聞いてよ」 「なんだよ」 「いろいろあったなって、この頃痛感してるんだよ」 「まああれだ。40年も生きていればいろいろあるって」 「コージーコーナーの味は変わらないなとかさ」 「ああ、なんだかちっぽけだな」 「でも山崎のランチパックは種類増え…

教師の問題

「まさかおまえが教師になるなんてなあ」 「だろう? 俺だっておまえがフランス人になるなんて」 「なっていないし。これまでもこれからも日本人だし」 「そうなんだ。ごめん、勘違いしてた」 「そろそろ試験問題つくるんだろう?」 「そうそう、問題がなか…

国名の漢字表記を見直してみる

国名を漢字で表記する場合があります。 イギリスなら英国、アメリカなら米国。このあたりはすっかりお馴染みですね。 インドの印やフィリピンの比くらいになると、たまに目にするなあというレベルですね。 よく見ると結構ひどいのもありまして、トルコなんか…

わしたちの帰る場所

甘党だというわたしに、自分はブドウ糖だと言い張る友人がいるのだ。 そういう観点の話ではないのだ。 わたしはタイ旅行で日本人に道を聞かれたことがあるのだ。 さらにタイ人にタイ語で話しかけられたときには、帰化も考えたのだ。 要するに、で始まる話は…

お花見

「やっぱり桜っていいよね」 「そうくる? いきなりオチ言っちゃう?」 「別にオチでもなんでもないよ。桜だよ」 「あーそっちの桜ね」 「他にどんな桜があるんだよ」 「いやほら、アップルの新製品の行列の話かと思ったよ」 「周り見ろよ。満開じゃんかよ。…

奇跡の料理人

秋葉原邦彦という料理人をご存じだろうか。 ほとんどの人が電気街の秋葉原と同じ苗字だね、そんな認識であろう。 ミシュランガイドで星を獲得したわけではない。そもそも自身の店すら出店していない。 職業料理人にはならなかった男である。 ではなぜわたし…

よい子のための文学評論

羅生門 芥川龍之介 とりあえず下人も老婆も不法侵入。 伊豆の踊子 川端康成 青少年健全育成条例を適用されないための生き方とは。 走れメロス 太宰治 裸で挑むトライアスロンのドキュメンタリー。 変身 フランツ・カフカ 毒虫が毒の入っていないリンゴで死去…

かるた  その1

あ アリエールでも落ちない汚れを、わたしはいつの間にか抱えてしまった。もちろんボールドでも、無理だ。 い いつからだろうか、ハッピーターンのなにがハッピーだったのかを自問自答している。 う 歌丸さんが笑点を辞めるということは、昇天で引退という最…

フェルマーの最終定理

「フェルマーの最終定理というのがあってさ」 「ブルマーの悔悛定義?」 「うん。犯罪だよね。そうじゃなくてフェルマーね」 「はいはい。あれだろ? みらいのしょうがとかこなゆきコラーゲンとか」 「なんの話か解らないや」 「いやいや流行ってるの。ニッ…

ゴールデンウィーク

今週のお題「ゴールデンウィーク2016」 「ついにきたね」 「きたよね。大型連休」 「まあ俺のばあいは今回に限らず連休だけどね」 「あれだよね。ニートだもんね」 「うん。雇われニートだけど」 「雇われてないよね。ちょっと見栄はっちゃった?」 「まあね…

サッカー用語で、きちんと春の飲み会を説明してみる。

今週のお題「私がブログを書く理由」サッカー用語による飲み会の解説。 フィジカル アルコールへの耐性のことを言う。日本人は弱いとされている。 司令塔 幹事のこと。 ファンタジスタ 話が上手い人である。飲み会のクオリティを決める重要な人物とされる。 …

冬のリビエラ

「僕らがわかれなきゃならない理由」 「え?」 「だからさ、別れる理由なんだけど」 「ええ」 「その、サイゼリアのせいっていうのが、やはりわからないんだ」 「そうね。あなたはいつだって細かいことは考えない人だった」 「なぜ、サイゼリアなんだ? 性格…

わたしが好きな彼は

トピック「日本映画」について 「浅いねえ」 「うん。子ども向けだし」 「潮干狩りだよね。浅いから」 「ごめん。唐突すぎて、浅いって海のこと?」 「うん。浅いレム睡眠とかでなく」 「あーそれつまらない。外した」 「だね。同感」 「映画って、本当にい…

四月なんです

「まいったよ。豆腐の角で頭打っちゃった」 「すごいねえ。ことわざみたいなことしたねえ」 「全治二週間だって」 「どんだけ硬い豆腐だよ」 「まあそんなことはどうでもいいんだけどさ」 「いや、かなり重要な話だと思うけど」 「最近って土曜日ばかり雨だ…

カレーが好きなんだ

「いやさあ、今週ずっとカレーだよ」 「よく飽きないねえ」 「寸胴で作っちゃったもんだから減らない減らない」 「あるんだ? 家に。家系なの? ねえ家系?」 「いやー。系統で進められると困る。ほら、まあ言うなら田沢系?」 「えー八墓村かあ」 「来週も…

金の斧と銀の斧

「やっば、斧落としちゃったよ」 「なんで斧持っているんだよって話だけど」 「あなたが落とした斧は」 「出た」 「まさかこんなべたに出てくるんだ」 「金のカマンベールですか? 銀の斧ですか?」 「もうさ、カルディの人気商品だし」 「斧関係なくなって…

弁当箱に衣装

「満開だね」 「そうね。咲いては散り、咲いては散りを繰り返す桜という樹木」 「うん。少し否定的?」 「ううん。大好き。今日はね、お弁当作ってきたよ」 「あれ、きみって料理得意だったっけ」 「ろんもち。光子の魂100までっていうじゃない」 「おい…

晩御飯

「あなた今晩なにが食べたい?」 「そうだなあ。和食もいいな。質素な感じで」 「そういう顔だもんね」 「いやね、顔筋で嗜好料理出てこないけどね」 「まあ心がこもっていれば、たとえ生焼けの餃子だって、揚げ忘れた揚げ春巻きだっていいと思わない?」 「…

四字熟語を作ってみる

お題「好きな四文字熟語」 「悪いことではないけどさ、甲冑着て運転するの?」 「まあね。代々うちはそうなんだよ」 因習運転 「お車代渡すべきだよね? ぎりぎりなんだもんね?」 「だよね。お坊さんも不況なのかなあ」 自転車僧行 「え? いまから練習して…